庶民の知恵から生まれた、十和田市民のソウルフード。
バラ焼きは戦後の1950年代、三沢米軍基地前の屋台から生まれたと言われています。当時、牛肉を使った料理と言えばすき焼きぐらいで、それも庶民には大変高価な食べ物でした。そんな中、米軍の人々が赤身を好んで食べていたため、他の部位は払下げの対象となり、三沢市内では牛のバラ肉が安く手に入るようになりました。安いとは言え高級な牛肉。なるべく少ない量で美味しく沢山食べたいという思いから、韓国から来た方がプルコギをヒントに、手軽に手に入る玉ねぎを大量に使って作り出された料理と言われています。
それが同じ文化圏の十和田市に伝わり、バラ焼きは爆発的に広がりました。家族が鉄板を囲んで楽しめ、しょう油ベースの甘いタレが子どもから年配の方にまで幅広く愛され、十和田市民のソウルフードとして定着しました。
今では60店舗以上のお店でバラ焼が食べられます。各お店毎に独自の味があり、シンプルな素材で味わうバラ焼き。ご飯にのせて、酒の肴に、飲みの締めに、どんなシーンでも食べられるのが十和田のバラ焼きです。